近年、多くの公立病院において経営状況が悪化するとともに、医師不足に伴い診療体制の縮小を余儀なくされるなど、その経営環境や医療提供体制の維持が極めて厳しい状況になっています。
特に急性期病院では、手術等高度治療へのシフト、クリティカルパス等によるレセプト作成業務の複雑化に加え、働き方改革による業務の効率化推進、診療報酬改定対応のための人材育成や教育などの課題に直面しています。
この課題解決のため、電子カルテデータを用いることで、これまでにない精度の高いAIによるレセプトの算定漏れを検知するシステムを開発し、医業収益の増収、医療事務職員の労働時間の短縮、カルテ記載の適正化など業務運用改善を強力に支援してまいります。
本分野では、レセプトの返戻・査定の防止を目的とした「レセプトチェックシステム」が既に多くの製品が提供されていますが、分析対象はレセプトのみでチェックの精度は導入病院で設定するマスタ作成に依存しています。
これに対して本サービスは、レセプトに加えて電子カルテ、手術・検査等の部門システムのデータを網羅的にAIが機械学習することで、高い精度で算定漏れを検知でき、かつ検知結果は算定漏れの防止だけでなく、病院の業務改善に活用することができるようになります。